2012年6月10日日曜日

第1回「体験しよう!音楽レッスン♪」開催

さあ、第1回目の講座「体験しよう!音楽レッスン♪」の始まりです!

会場は、新館5階の講堂です。普段は礼拝に使っている講堂ですが、音楽ホールとしても、とてもいい設備が整っているそうです。この日は、石の教会の響きを再現した設定がなされていました。

講座を担当してくださるのは、静岡英和学院大学コミュニティ福祉学科の山田美代子先生です。大学の授業では、音楽や音楽療法を担当されています。明るく楽しい山田先生の雰囲気に、会場もアッという間に楽しいムードに包まれました。

軽く体を動かしながら、音楽の世界に入っていきます。



会場を広く使って、それぞれ好きな位置で、好きな楽器を奏でます。



見たことのないような不思議な楽器、聞いたことのない音を出す楽器に、受講生の皆さんは目を輝かせていました。



講堂の前と後ろで分かれて、交互に演奏し、鐘(カリヨン)の響きを表現しました。


受講生の皆さんが、ステキな音を響かせている間に、なんと雨が止み、青空が顔を出していました!
休憩時間には、講堂からテラスに出て、静岡市内を一望できる景色を楽しみました。




休憩の後は、今日、体験したことをもとに、音楽についての講義を受けました。




最後は、「トーンチャイム」という、軽く振るだけで音が出る楽器を使って、「ジュピター」と「世界にひとつだけの花」を歌いながら、演奏をしました。最後の曲が終わっても、「もっとたくさん歌いたい」、「合奏したい」と、アンコールやリクエストが出るほどの好評ぶりでした。


惜しまれながらも好評のうちに、第1回目の講座は終了時刻を迎えました。
そして、お約束の集合写真です。気持ちのいい音楽に触れて、みなさん、とてもいい表情で写っていますね。

山田先生、楽しい講座をどうもありがとうございました。

受講生のみなさん、参加してくださってありがとうございました。皆さんの楽しんでいる姿にスタッフ、サポーターも、元気をもらいました。

講座を支えてくれた、サポーター、スタッフの皆さんもお疲れ様でした。第1回目の講座も無事に終了することができ、いいスタートを切れましたね。

これからも、もっともっと楽しくて役に立つ講座を、受講生のみなさんにお届けできるよう頑張っていきたいと思います。

2012年6月9日土曜日

2012年度 はぴねす☆EIWAカレッジ スタート!

2012年6月9日(土)、2012年度のはぴねす☆EIWAカレッジがスタートしました!

 昨年度から、コミュニティ福祉学科では、知的障害のある方を対象としたオープンカレッジ、「はぴねす☆EIWAカレッジ」を開催しています。有志の学生のスタッフが中心となって、春休みから準備を進めてきました。いよいよ本番当日を迎え、スタッフ一同ドキドキ、ワクワクした気持ちで、受講生のみなさんをお迎えしました。


 お天気はあいにくの雨でしたが、受講生の皆さんは、元気いっぱい。昨年度もこの講座に参加してくださった方とは、久しぶりの再会です。あちらこちらで、再会を喜ぶ声が聞こえました。


 この日参加してくださった方は、18名。そのほかに、グループホームの世話人さんや、作業所の職員さん、ご家族の方などが一緒に参加してくださいました。
実は、今年度の講座は募集を開始してすぐに、全4回分が定員を満たしてしまうという盛況ぶりでした。皆さんの、はぴねすにかける期待を感じます。


さて、第1回目の講座に先立ち、新館1階ラウンジにて、開講式を行いました。


 開講式が始まる前は、このように(↑)学習サポーターが、受講生の皆さんを席についてお待ちしていました。いらした方から、名札やファイルに名前を書いたり、サポーターと自己紹介をしたりして、式が始まるまでの時間を過ごします。




いよいよ、開校式のはじまりです。学長先生からの歓迎のメッセージが読み上げられました。




はぴねす☆のスタッフも壇上にのぼり、自己紹介をしました。
受講生のみなさんが、とても温かく迎えてくださったので、スタッフの緊張も飛んでいったようです!


 開講式では、大学生活についての紹介もします。スタッフの一人が、ある日の様子をスライドにまとめて紹介してくれました。「大学の授業は、90分間です。」というと、会場から「えー!長い!」と驚きの声が。学内にコンビニや食堂があることも、驚きだったようです。
 授業やサークル活動の様子も、写真で見ることができ、少し、大学をしってもらうことができたのではないでしょうか。


開講式の中では、年間の講座の説明や、当日のスケジュールの説明も行います。1年間、1日の見通しを立てることで、受講生の方たちに安心して参加してもらうことを狙いとしています。




開講式の最後には、アイスブレイクを行いました。グループごとに、しりとりをし、その言葉の数を競うというものでした。みんなで一つのことにとりくむことで、参加者同志の距離もグッと縮まりましたね。お互いの顔と名前がわかり、打ち解けきたところで、開講式は終了しました。

一旦、休憩をとって、いよいよ第1回目の講座「体験しよう!音楽レッスン♪」の始まりです!!

次回は、音楽レッスンの様子を紹介します。

2012年4月30日月曜日

2012年度 学習サポーター養成講座 開催

ニャンコ先生です!

2012年度になり、「はぴねす☆」も新しいメンバーとともに、新しい講座づくりに忙しい毎日を送っています。

今日は、6月から始まる「はぴねす☆EIWAカレッジ」を一緒に盛り上げてくれる学習サポーターを養成する講座『来て!見て!感じよう!~知的障害者の世界~』の様子をお伝えします。

講座は、4月28日(土)13時から静岡英和学院大学のN201教室で行われました。

学外から来てくださる方もいらっしゃるので、キャンパス内には案内板を用意しました。
そして、スタッフたちは朝10時から集合して、準備万端、本番に備えています。


見てください!この( ↑ )美しい資料の配置!!スタッフの気合が感じられます。

さあ、いよいよ始まりました!
会場には、浜松からやってきてくれた高校生や、ホームページをみて駆けつけてくださった方、本学の学生など約40名が集まってくれました。


まずは、実行委員長の松浦さんから、オープンカレッジについての説明がありました。オープンカレッジとは、大学の持っている資源を生かして地域に貢献する取組のことをいいます。知的障害者を対象としたオープンカレッジは、全国的に見てもまだまだ実施されている地域が少ないのが現状です。本学では、「はぴねす☆EIWAカレッジ」という名称で、昨年度から本格的にスタートしました。

次に、ニャンコ先生から、知的障害について簡単な説明をしました。
「理解度チェック」と題した7つの質問と解説で、理解を深めた上で、体験コーナーへとつなぎます。
この体験は、厳密に言うと、知的障害そのものを体験するものではありません。しかし、知的障害があることによって、多く体験するであろうシチュエーションを体験することで、障害のある人の気持ちを理解するきっかけにしてもらうことが狙いです。

今回の体験は二つのコーナーから成り立っています。
一つ目は、「言葉がつたわらないって、どういうこと?」です。
これは、まったく言葉がわからない環境に放り込まれたら、どんな気持ちがするかを体験してもらうコーナーです。
参加者の中から1名の方に協力をお願いして、一旦教室の外に出ていてもらいます。その間に、なんと教室は「ピカピカ王国」に変わってしまいます。「ピカッチ」と「ピカリン」という二人のキャラクターが登場し、「ピカ語」で会話をします。会場の皆さんも、二人のやり取りを見て、ピカ語を理解できるようになりました。
そうです!「ピカピカ王国」では、「ピカ語」が公用語、ピカ語以外は使用禁止なのです。

すっかり設定が変わってしまった教室へ、何も知らない協力者の方が戻ってきます。
「ピカリン」に「ピカピカ」と話しかけられ、戸惑う協力者。
何かを頼まれていることはわかるけれども、何を頼まれているのかまではわかりません。


途中から、「ピカッチ」も応援に駆け付けます。二人がかりで、何かを伝えますが、一向に通じません。だんだん興奮して、ピカッチとピカリンは、早口でまくしたてます!
協力者の方は、不安そうな表情をしていますね。


ジェスチャーや、絵を用いることで、何とか訴えが通じて、ピカリンは探していた軍手を見つけてもらうことができました。よかったよかった。
協力者の方には、どんな気持ちになったのか、感想をお聞きすると…
「何を言っているのかわからなくて、不安な気持ちと、相手に対する申し訳なさを感じました。もし、こういう状況が続くとしたら、あまり人と話したくなくなるし、同じような仲間とばかり一緒にいるようになると思います。」とのこと。
私たちも言葉のわからない外国にいったら、同じような気持ちになることでしょう。

相手の不安な気持ちを理解した上で、ゆっくり、はっきりとしゃべることを心掛けたいですね。
また、身振り手振りを用いたり、絵や写真、実物などを使うと、より理解がスムーズになります。

そして二つ目の体験は、「どうしてうまくできないの?」です。
知的障害をもつ方の中には、指先を使う細かい作業が苦手な方もいます。また、障害の特性から、子ども扱いされやすく、自分でやりたいと思っていても、お世話をされてしまうことが多くあります。
自分でやりたいのにできない、お世話されてしまう人の気持ちを疑似体験するコーナーです。

この体験は、軍手をブカブカにはめた状態で、折り紙で鶴を折ります。制限時間は、2分間です。
普段は、楽々折れる折り紙も、軍手のせいで思うように折れません。


みなさん、苦戦しているようですね。周りでは、はぴねす☆のスタッフが「急いでくださいね~」「早く早く!」と、声をかけて回っています。ラスト10秒は、スタッフ全員でカウントダウン。すごいプレッシャーです。そして、あっという間に、タイムアップ。最後まで鶴を折れた人はいませんでしたね。


一生懸命、取り組んでいるのに、イライラした態度でせかされたり、せっかく折ったものを「汚い」と言われたりしたら、誰だって悲しいし、嫌な気持ちになりますね。
この体験を通して、うまくできないことがあっても、周囲はゆったりとした気持ちで待つこと、また、できることは自分でやってもらい、できないことだけお手伝いをすることが大切だということを、皆さんに感じてもらえたことと思います。

なかなか濃厚な1時間でしたね。ここで20分間の休憩に入りました。
実は、休憩にもこだわりがあります!
学生ラウンジに飲み物とお菓子を用意したのですが、ここで提供しているお菓子は、障害のある方が働いている施設で作られたクッキーなのです。雨の中、スタッフが買い出しに出かけて用意をしたのものです。


とってもおいしいと好評で、あっという間になくなってしまいました。(ニャンコ先生は1個しか食べられなかったデス。)
みなさんに、喜んでもらえてよかったですね。

さて、休憩を終え、後半戦のスタートです。
体験コーナーのまとめとして、「当事者が支援者に求めていること」について、ニャンコ先生からお話をしました。その中で、障害のある本人が声を上げている運動や、カナダの身体障害のある方が作った「支援に関する32か条」などを紹介しました。


写真は、「支援に関する32か条」の1番目です。「障害を、問題として見ないでください。」と書いてあります。その他にも、「う~ん…」と考え込んだり、「ハッ」とするような文言が、この32か条の中には並んでいます。ニャンコ先にとっても、この32か条は原点に立ち返らせてくれる、とても大切なものです。
参加された方の心に、きっと響いたことでしょう。

そして、本日の目的の一つ、学習サポーターについての説明がありました。


スタッフから、自身の経験をもとに、どんな場面でどんな支援を行うのか、具体的に説明しました。
サポーターは、
①教室やトイレ等への移動の支援
②講座の内容が理解できるようサポートする学習の支援
③他の人と仲良くできるように働きかける橋渡しの支援
④自信が持てるように働きかける精神的な支援
などを行います。

最後は、スタッフによる挨拶で幕を閉じました。


参加してくださった方へのお礼の言葉と、「はぴねす☆EIWAカレッジ」への参加呼びかけがありました。

参加者アンケートの結果では、多くの方がオープンカレッジや知的障害についてよく理解できたと、高い評価をいただきました。また、「参加してよかった」「障害について考えるきっかけになった」「スタッフの動きがきびきびしていてよかった」といううれしい感想もありました。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

また、はぴねす☆スタッフのみなさん、お疲れ様でした。

6月よりスタートする講座もお楽しみに!