2013年9月25日水曜日

研修報告 その1 【OCTディスカバーJAPAN「だし」を受講して】 

9月も後半、大学も後期の授業がスタートしました。

先日のブログで予告した通り、8月31日に明星大学で行われた「オープンカレッジ東京」にはぴねすのスタッフ3名と参加してきました。
当初は見学の予定でしたが、会場を訪れると当日参加も受け入れているとのこと。なんてラッキーなんでしょう!
もちろんお言葉に甘えて、学生スタッフ3名は、他の受講生に混じって一緒に講座を受けさせていただきました。
 ちなみに、オープンカレッジ東京は、「いっしょに学び、ともに生きる」を合言葉に掲げ、障害のある人だけでなく、すべての人の生涯学習ニーズに応えることを目的にしています。そのため、受講生も障害のある方に限定していないところが大きな特色です。

では、はぴねす☆のスタッフから届いた報告を紹介したいと思います。
第1弾は、3年生の相田康元くんからのレポートです。


オープンカレッジ東京ディスカバーJAPAN
「だし」を受講して

8月31日 

静岡英和学院大学3年 相田 康元

 

オープンカレッジ東京に参加するのは初めてになります。

私は、大学のボランティア団体“はぴねす”に所属しており、何回か障害のある方にボランティア活動の経験があるのですが、自分が彼等と同じ立場になって一緒に講座に参加したことがなかったので、今回はいい経験になりました。

 今回の講座では、日本に複数個ある“だし”を比較する、という内容でした。

私は普段から料理をしないので、“だし”の違い以前に、“だし”にも種類が多くあることに驚くレベルからスタートしました。

講座のはじめは、私のように“だし”についてまったく知らない人のために、日本の各地域でどの“だし”が頻繁に使われているか、また多く生産されているか、などの基礎知識を教わりました。この講座では、クループを作りみんなで協力しながら作業していくシステムで、メンバーも障害のある人(軽度)と障害のない人の混合で組まれました。

“だし”の比較方法は「匂い・味・色」の3つの観点から比べました。この講座で使用した“だし”は、「昆布・煮干し・鰹節」でした。あらかじめ、違いがある!とわかっていたので、3つの“だし”の比較はスムーズに進みました。幸いグループメンバーも私と同じ意見で、難なくことが運びました。ちなみに、『私の感想』ですが昆布は、無臭・無味・薄い。煮干しは、魚臭い・変な味・昆布よりは濃い。鰹節は、若干魚臭い・変な味・濃い…です。

最後に答え合わせをしました。結果はパーフェクトでした!!

 私自身が受講生となって講座に参加したことが無かったので、とてもよい経験になりました。普段は講座を運営する側なので、参加する側の気持ちを知れて、今後のはぴねすの運営に役立てると思います。ついでに、料理についての知識を得られて、一人暮らしをする機会があれば、役立てたいと思います。


相田君、ありがとうございました。
受講生の立場になって気付くことが、沢山あったようですね。
受講生として講座を楽しむことで、講座の展開の方法や、教材の使い方をどうしたらわかりやすいか、楽しめるかを考えることができますよね。

研修で学んだことを、これからのはぴねす☆の活動に生かして、より楽しい講座を作ってください。
それから、お料理もひとり暮らしを待たずにトライしてみてください。これからの男性は、お料理ができた方がモテますよ。

以上、学生からの報告でした。
なお、このシリーズは、第3弾まで続きます。
次回をお楽しみに。