2013年3月14日木曜日

はぴねす☆研修 in 東京

活動報告会の翌日、3月10日に東京学芸大学で行われた「オープンカレッジ東京(OCT) 一緒に学び、ともに生きるⅨ 学習発表会」見学に行ってきました。
 
 
 
今回の見学は、学生の研修として位置づけているので、学生スタッフ二人も同行しています。
初めて見る東京学芸大学の広大なキャンパスに、学生の歓声が上がります。「大学っぽーい!」
大学生を見て、「大学生っぽーい!」。
いやいや、みなさんも大学生ですから(笑)。私は、興奮している学生がおもしろかったです。
 
 
もちろん、ちゃんと活動発表会の見学もしました。
学習発表会は、1年間の講座を振り返りと、学び直し、そしてさらに学習内容を深めることを目的とした会です。また、受講生だけでなく、講座を企画しているスタッフが何を学んだかを発表する会でもあります。そのため、学習発表会当日の進行は、講座を担当したスタッフが行っていました。
 
 
 
2012年度に開講した4回の講座は次の通りです。
 
第1回 レッツダンスⅥ
第2回 サイエンスラボ~実験で調べる身近な科学~
第3回 キャリアをデザインする~自分らしく働き、生きるために~
第4回 ディスカバージャパン~醤油でわかる地域の違い~

これらの講座については、オープンカレッジ東京のブログでも紹介されています。興味のある方は、ぜひそちらをご覧ください。

どの講座も、とても魅力的な内容で、私も参加したくなるそんな講座でした。

後半は、受講生同士が、講座ごとに分かれて講座のよかったことや学んだこと、講座で学びたいことについて話し合いを行いました。受講生の皆さんからは、意見が次々と出され、活発な話し合いがなされていました。

後で学生たちに聞いたところ、この話し合いの場面に、特に感銘を受けたそうです。
受講生が、どんどん意見を出すことも驚きでしたが、それ以上に、司会(ファシリテーター)の方の進め方を見られたことが勉強になったとのこと。
司会が、受講生にどのように声を掛けているか、一人の意見が出た時に、どう受け止め全体に反していくのか、議論にどのように反映させるのか―司会の適切な関わりによって、議論がより深まったり、広がったりする様を、目の当りにして、「そうか!そうすればよかったのか!!」とグループでの司会をするヒントをもらったようです。

来年度は「OCTいっしょに学び ともに生きる」は10周年を迎えるそうです。
その歴史と弛まぬ努力と研究の成果を感じる、学び多い発表会でした。今後もOCTの活動に注目していきたいと思います。

また、学生にとっても多くのヒントと刺激をもらった研修となったようです。
帰り道は、さっそく次年度の講座について、「あれはできそう」「これもやりたい」「あれをこうしたら…」と、議論に花が咲きました。

なかなか学生を連れ出す(特に県外の場合)ということは、難しいことなのですが、二人の学生の反応を見て、良いものに触れ外部からの刺激を受ける機会を提供することの大切さを改めて感じました。今後も、良い機会があれば、ぜひ紹介していきたいと思います。

研修の成果を生かして、はぴねす☆はこれから次年度の講座についての話し合いに入ります!
きっといい講座になりますよ!

 

2013年3月12日火曜日

2012年度活動報告会 開催しました!(その2)

引き続き、「はぴねす☆EIWAカレッジ 2012年度活動報告会」の後半の様子をお伝えします。

後半は、自分が最も良いと思った講座について、グループに分かれて話し合いを行います。
各グループには、スタッフや学習サポーターが入り、話し合いが円滑に進むように進行のお手伝いをします。スタッフや学習サポーターは、そのためにKJ法についても、事前に勉強しました。

KJ法とは、川喜田二郎氏が考案したデータをまとめるための手法です。(相談援助演習の授業などでもよく用いられますね。)


参加者から出された意見を、どんどん付せんに書いていきます。この時、ひとつの意見に対して、1枚の付せんを使います。たくさんの意見がでたら、次は、それらを似たもの同士でまとめて、グループ化します。最後に、グループに共通する内容について考え、それをグループのラベルとして、模造紙に書き込みます。このような方法をとることで、簡単に意見を分類し、まとめることができます。

30分間の話し合いでしたが、たくさんの意見が出され、活発な話し合いがなされていました。

そして、いよいよグループごとの発表です。


第1回「体験しよう!音楽レッスン♪」のグループは、歌いたい曲が歌えてよかった、楽器を演奏できて良かった、講師の山田先生が明るくてよかった、会場が良かった、音楽を通してみんなと仲良くできてよかった、などの意見が出ました。また、「もっともっと歌いたい!」と歌いたい曲をたくさんあげてくれました。そして、指揮をやりたい、合奏をもっとやりたいなどの要望も出してくれました。

次は、第2回「英語でスマイル!」のグループです。


話し合いには、リチャード先生も参加されていました。そのせいだけではないと思いますが、「リチャード先生が良かった」という意見がたくさん出ていました。また、英語が楽しくて、もっと英語を勉強したくなった、や英検にチャレンジしたくなったなどの意見がでました。そして、英語を学ぶ方法についても、ビンゴや〇×クイズなどを用いても、楽しく学べるのではないかと提案がなされました。

今回の英語の講座を通して、ほかの国にも旅行したいという思いが芽生えた方もいたそうです。
今年度の講座のテーマ「自分の世界を広げよう」を、正に体現してくださいました!素晴らしい!!

最後に、第4回「地元の『宝さがし』をしよう」のグループの発表です。


こちらのグループでも、講師の野瀬先生が明るくて楽しくてよかった、話が聞き取りやすかったと、先生に対する評価が出ました。講座の内容については、地元が観光名所やデートスポットになることがわかった、地元のいい所を他の人に紹介したり勧めたりする方法がわかった、ツアープランを考えたのが良かった、課題があったのが良かった、一人ひとり皆の前で発表したのが良かったなど、沢山の意見が出されました。
また、講座を通して、実際に旅行に行きたくなった、もっと他の地域や外国についても知りたくなった、自分たちの作ったプランを実行したいなど、こちらも講座から一歩先へと世界が広がる意見が出ていました。

次から次へと、やりたいことがたくさん出てきて、皆さんの探究心と視野の広がりを感じる発表でした。

3グループの発表を受けて、スペシャルゲストのリチャード先生から講評をいただきました。


先生ご自身が担当された講座については、先生自身も受講生の感想を聞けて、これでよかったのかと不安に思っていたことが解消できたこと、授業の展開方法についてヒントをもらったこと、コミュニケーションを取ることの大切さについてお話してくださいました。

「皆さんが英語を好きになって、その英語を使ってどこかに行きたいと思ってもらえたら、私は自分の仕事ができたなと思います。講座を担当させてもらえて、私にとっても良かったです。ありがとうございました。」

「4回すべての講座、どの講座も素晴らしかったです。たぶん、ここに出ていない3回目も素晴らしかったはずですね。私も参加したかった!…動物園、行きたかったな…。

リチャード先生、ユーモアを交えつつ、胸にしみるお話をしてくださいました。
会場の全員が、来年度も一緒に楽しくて充実した講座を一緒に創っていこうという気持ちになりました。

さあ、〆はお約束の記念撮影です。楽しそうないい写真が取れました。


みなさん、また来年、お会いしましょう!

今年度の活動はこれにて終了です。
参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
また、協力・応援してくださったすべての方に感謝します。ありがとうございました。

活動を支えてくれた学習サポーターの皆さん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
就職前の忙しい時期にも関わらず、駆け付けてくれた4年生の皆さん、どうもありがとう。
はぴねす☆OB・OGの皆さん、大変な時にはいつも応援に来てくれて、どうもありがとう。
そんな優しい先輩たちに支えられて、はぴねす☆は成り立っています。

学生スタッフの皆さん、上級生が抜けて初めてのイベントで大変でしたね。お疲れ様でした。
これからまた、来年度の講座に向けて頑張りましょうね!

来年度もはぴねす☆にご期待ください!

2012年度活動報告会 開催しました!(その1)

はっくしゅんっ!
みなさま、お元気ですか?
私は、だいぶ花粉に苦しめられています。鼻の下がガビガビです。

飛び散る花粉にも負けず、3月9日に「はぴねす☆EIWAカレッジ 2012年度活動報告会」開催されました。

準備の様子から紹介していきましょう。

今回は学習サポーターの方にも、朝から準備を手伝っていただきました。


新館入口のカラフルな装飾。背の高い男子学生が大活躍しています!


そして、完成!入口に装飾があると、ウェルカムムードが高まりますね☆
いい講座を作るためには、雰囲気作りも大切な要素なのです。

会場設営が終わったら、最終確認の打ち合わせです。
一日の流れと各自の役割、動きを確認します。複数回の説明を通して、初参加の学習サポーターも、報告会の見通しを立てることができるようになりました。サポーターに自発的に動いてもらうためには、サポーター自身が流れを理解し、場面場面で何を求められているかを理解していることが、とても大切です。指示待ちではなく、自発的に動いてもらうために、見通しが立つまでスタッフは親切に説明をします。


さあ、いよいよスタートです。
今回の参加者は、全員で37名でした。内訳は、講座の受講生、受講生の友人、来年度講座受講を希望している方、ご家族、福祉施設の職員などでした。
そして、スペシャルゲストのリチャード先生も!


第2回「英語でスマイル!」で講義を担当してくださった静岡英和女学院中学校高校のリチャード・ウッドワード先生が現れると、会場から歓声が湧きあがりました。習った英会話を生かして「ハロー!」と、呼びかける方もいらっしゃいました。リチャード先生も、とてもうれしそうでしたね☆

まず、新しく実行委員長になった伊藤さんが、はぴねす☆EIWAカレッジの紹介と報告会の流れについて説明をしました。リハーサルの時よりもずっと堂々とした態度で、スライドを使って説明することができました。1年前に比べると、人前で話をすることも随分と上手になりましたね☆


次は、簡単なゲームを通したアイスブレイクです。各テーブルには、文字が書かれたカードが配られます。これらのカードに書かれた文字を組み合わせて、制限時間内に動物の名前がいくつできるかを競うゲームです。与えられたカードすべてを使うと、第3回の講座で訪れた日本平動物園にいる動物の名前が浮かび上がります。


どのグループも和気あいあい、歓声が上がっていました。制限時間は3分と短かったのですが、なんと11個もの言葉ができたグループもありました。アッという間に、グループの結束力が高まりました!

さあ、ここからが、本題です。
活動報告会では、第1回から第4回までの講座を、スタッフが作成したスライドや動画を見ながら振り返っていきます。この説明を聞くことで、講座を受講した方は、講座で学んだことを思い出すことができますし、参加していない人は、新たに講座の内容を知り、学ぶことができます。


このスライドは、スタッフが試験勉強や実習の合間に、一生懸命作ったものです。見た人にわかりやすく伝わるよう、何度もダメだしをもらいながら、完成させました。
説明が終わると、講座同士を比較するためのアンケートに答えてもらいます。


ちなみに、アンケート用紙はこちらです。


配布資料が多くなってしまうので、ご覧のように講座ごとに印刷する用紙の色を分け、視覚的に理解しやすいようにしています。

4つの講座の振り返りが終わったら、自分の書いたアンケートを基に、自分にとって一番良かった講座を決めます。皆さんに、自分が一番に選んだ講座で手を挙げてもらいました。


今回の結果は、次のようになりました。

第1回「体験しよう!音楽レッスン♪」(音楽) 7名
第2回「英語でスマイル!」(英語) 5名
第3回「笑顔をかこう!とろう!」(絵と写真) 0名
第4回「地元の宝さがしをしよう」(観光) 4名

なんと、第3回「笑顔をかこう!とろう!」は、意外なことに選んだ人がいませんでした。この講座は、受講希望者が最も多い講座でしたし、感想文でも楽しかったとエピソードを書いてくださった方が多い講座でした。評価という場では、「楽しい」と「良かった」が同じではないということを示す、考えさせられる結果になりました。

実は、絵と写真の講座は、昨年度の評価の高かった講座だったため、今年度も内容をアレンジして実施した経緯があります。しかし、それが「新しい知識や体験をしたい」というニーズにマッチしなかったのかもしれません。受講生のみなさんの、「学びたい」という思いは、私たちが思っている以上に、強く貪欲であると感じました。
私たち「はぴねす☆」も、うかうかしていられません!その思いに真摯に向かい合い、受講生の方が、満足できる講座を提供したいものです。
そうそう、この投票には、講座を受講した方だけでなく、活動報告会が初参加という方も興味を持って参加してくださいました。みなさんの講座への関心の高さがうかがえますね。

さて、報告会はここで一旦休憩を挟み、その後グループに分かれて、講座のよかったところや要望についての話合いが行われます。

休憩中は、第3回の講座で作成した「日本平動物園:動物と笑顔のマップ」を会場に掲示しました。



活動報告会後半の様子は、次の記事でお送りします。

2013年3月8日金曜日

新体制で準備中

いよいよ、明日は2012年度はぴねす☆EIWAカレッジ活動報告会です!

4年生が引退し、新体制で迎える初めてのイベントとなります。今年度は、3年生が不在だったため、2年生が1年早く、執行学年を迎えることとなります。

2年生は3名と少ないのですが、とても頑張って準備を進めてくれています。

 
今日は、学習サポーターの学生たちにも事前準備を手伝ってもらいました。4月から私のゼミ生になる2年生も参加しています。初めて参加する人もいるので、入念な説明がされています。
 
 
 
明日は、どんな報告会になるのでしょう?とても楽しみです!